MASAYA KOBAYASHI

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小林正弥 政治哲学、公共哲学、比較政治学 千葉大学教授

私の考える対話型講義とは、参加者がお互いに議論することによって、お互いの意見を深化させていくような「智恵の探求」です。

対話力とは?

対話とは何でしょうか? それは、雑談や単なる会話とは違います。対話は、価値観や世界観が異なる人たちの間でも、言葉を交わしてお互いの考え方を深め、発展させることを可能にするのです。対話は、たとえば友人間でも男女間でも、家庭でも、ビジネスの場でも、とても大事です。
対話力があれば、意見の相違を超えて、素晴らしい人間関係を築くことができます。それは、人格的な成長をもたらし、人生やビジネスを飛躍させて、成功や幸福へと導く秘訣なのです。
対話力には、聴く力・考える力・話す力、そして振り返る力などが必要です。対話の技術を身に付け、これらの力を養い、対話の世界への扉を開きましょう。その世界は、深く、高い思考の世界へと続いています。
対話は、あなたに新しい巡り会いと、深い幸福をもたらしてくれるのです。

サンデル型の対話型講義を始めるには何が必要ですか?

まずは、議題になる論争的テーマと、参加者、そしてその意見をハンドリングする講師ないしファシリテーターが必要ですね。テーマとしてはモラル・ジレンマになるものを選び、参加者にまず賛成か反対かを考えてもらってから、その理由を考えて、相互に議論してもらいます。私は、なるべくその場の人びとの関心がありそうなモラル・ジレンマを選びます。たとえば、ビジネスに関心のある人だったら、ビジネスの現場のジレンマです。もちろん、参加者に発言や思考の意欲があればあるほど、白熱教室として盛り上がりますが、そうでなくとも有意義な対話を実現することは可能です。これらを可能にするのは、やはり、講師の識見とアート、つまり内側に蓄積された智恵と講義術ですね。

対話型講義の進め方は

色いろな手法があるのですが、私はまずテーマについて賛否を問い、そのバランスを見ます。そして、賛成側・反対側それぞれに理由を述べてもらいます。反論してもらったり、相互に議論してもらうこともあります。多種多様な意見が出ますし、思いも付かないような新鮮な意見や奇抜な意見が出ることもあります。そこで重要なのが、これらの意見を有意義に展開させていくことです。講師は、意見を言い換えてわかりやすくしたり、焦点を絞ったりしながら、議論が実り豊かになるように導いていきます。いわば、様々な個性を持った楽器の音を指揮者のように奏でさせていく、とでも言えるでしょうか。成功すると、ぐるぐると螺旋状に議論のレベルが上がっていって、意見が一致しなくともそれぞれの意見が深化し、時には共通の理解や、新たな素晴らしい洞察が生まれてきます。これこそ、正に対話型講義の醍醐味です。

「教育改革の鍵」?

これまで、私が数々行って来た対話型講義を通して感じる事は、対話型講義によって、学生は自ら生き生きと思考し自ら学習するようになっていくということです。そう、これは従来の教育における改革の様々の試みが十分に果たせなかった課題です。多くの学生は、受験勉強でのマルバツ式教育で学習への興味をなくしてしまっています。これに対して、対話型講義はいわばリハビリをして、学問の新鮮な喜びを味わうことができるのです。しかも、私は小学校や高等学校でも対話型講義を行って、これらにおいても生徒たちは活発に議論することができることがわかりました。ですから、対話型講義は、小学校から大学に至る様々な段階で学生たちの知的関心を引き出すことができます。そこで私は、この「白熱教室」の普及と発展こそ、新しい「教育改革の鍵」となるのではないだろうかと考えています。

ビジネスの場での対話型会議?

対話型講義の手法は、ビジネスなどの場にも活用できます。私は、ビジネス哲学についてビジネスマン相手に対話型講義を行い、そこでもまさに「白熱教室」が実現することがわかりました。そして、この対話型の手法(アート)は、建設的な対話を目的に向けて活性化させるものですから、アレンジすればビジネスや様々なグループの会議や集会にも応用できるのです。いうならば、「白熱会議」や「白熱集会」ですね。普段はほとんど発言が出ないような大規模な会議でも、このような対話に慣れればきっと活発な発言が出るでしょう。白熱教室を体験しそのアートを学ぶことにより、会社やビジネスの場においても、そして社会的な様々な活動の場においてもレベルの高い議論を行う事ができるのです。

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小林正弥

1963年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。2010年より千葉大学大学院人文社会科学研究科教授。千葉大学地球環境福祉研究センター長。1995~97年、ケンブリッジ大学客員研究員。専門は政治哲学、公共哲学、比較政治。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授兼任。2010年に放送されたNHK教育テレビ「ハーバード白熱教室」では解説を務め、日本での「対話型講義」のリーダー的存在。大学の枠を超え、講義は、高校生から企業の社員、宗教関係者、一般人にまで幅広く行われている。
著書に『人生も仕事も変える「対話力」』(講談社+α新書)、『サンデルの政治哲学』(平凡社新書)などがある。

経歴

  • 1963年 誕生
  • 1986年 東京大学法学部卒業
  • 1986年 東京大学法学部助手
  • 1989年 千葉大学法経学部助手
  • 1992年 千葉大学法経学部助教授
  • 1995年 ケンブリッジ大学社会政治学部客員研究員
    (9月から1997年8月まで、1998年9月)
  • ケンブリッジ大学セルウィン・コレッジ客員準フェロー
    (1996年11月から1997年8月まで、1998年9月)
  • 2003年 千葉大学法経学部教授
  • 2011年 千葉大学大学院人文社会科学研究科教授
  • 2013年 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授(兼任)

所属学会

理事

日本ポジティブサイコロジー医学会 NPO法人世界連邦21世紀フォーラム

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